IT導入補助金の不採択事例|こんな落ち方がある

IT導入補助金を申請すると結果は2つしかありません。

採択か、不採択か。

採択になれば、補助金が降りるので嬉しいですが、不採択になってしまうと当然ですが補助金は降りません。

もし不採択になってしまったら、熱意を持ってやっているビジネスがどこか否定されてしまったかのような感覚になり、悲しいですよね。

でも、落ち込む必要はありません。

なぜなら、けっこう理不尽な理由やよく分からない理由で落とされることがあるからです。

今回は、あまりにも理不尽な理由で落とされてしまったIT導入補助金の不採択事例を見ていきましょう。

IT導入補助金の不採択はよくある?

軍師ホジョン
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不採択とは、提出された提案や申請が審査を通過せず、承認されなかったことを言う

企業がIT導入補助金を申請する際、提出した計画や書類が審査されます。

この審査で、「この企業の計画はIT導入補助金を受ける条件を満たしていない」と判断された場合、その申請は残念ながら不採択となります。

つまり、補助金を受けることができません。

では、実際過去のIT導入補助金の採択率はどれくらいだったのでしょうか?

IT導入補助金の過去の採択率

2023年度のIT導入補助金の申請数と交付決定数で採択率を割り出したものを表でまとめました。

ただ、2023年と2024年ではIT導入補助金の内容が変わっているため、今回は、2023年度のIT導入補助金の『通常枠(A類型)』のみを抽出し、シンプルにしました。

軍師ホジョン
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読みにくくて面倒な項目は省いてしまおう

2023年度のIT導入補助金の『通常枠(A類型)』の採択率

年月締切分申請数交付決定数採択率
2023年10月5次締切118691176.8%
2023年11月6次締切2188169177.2%
2023年12月7次締切2802215476.8%
2024年1月8次締切2001154677.2%
2024年1月9次締切2324175475.4%
引用:IT導入補助金2024

これらの数字から、IT導入補助金は採択されることが多いが、22〜24%ほどは不採択になっていることが分かります。

軍師ホジョン
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キチンと対策を練り、IT導入支援事業者と二人三脚で乗り越えていくことが求められる!

IT導入補助金の代表的な不採択5選

では、どんな不採択理由があるのでしょうか?今回は、5つの不採択事例をご紹介します。

申請書不備

補助金申請時にはやることや準備しなければいけないことが山ほどあります。

また、申請書に必要な情報や書き方などもあります。

たとえば、IT導入補助金の場合、下記の情報が最低限必要となります。

引用:IT導入補助金2024
将軍ホジョー
将軍ホジョー

見るだけで「面倒くさっ!」と思ってしまうが、やるしかないのだ!

また、必要書類もあります。

引用:IT導入補助金2024
将軍ホジョー
将軍ホジョー

申請時は、ダブルチェック、トリプルチェックが必須だ!

申請要件を満たしていない

IT導入補助金には、申請要件があり、以下の全ての要件を満たすことが必要です。

引用:IT導入補助金2024
軍師ホジョン
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ちなみに、まだまだ申請要件があり、(ト)まであります。もはや、(ト)まで読んだら、(サ)とかの内容なんて覚えていないでしょう。

将軍ホジョー
将軍ホジョー

それでも乗り越えてこその補助金!

補助金導入の動機が薄い

まず、大前提として、国としてはIT導入補助金を企業にしっかり活用してもらいたいわけです。

軍師ホジョン
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結局、企業が売上を上げれば上げるほど、国は税金をもらえるという仕組み

決して、「お金を垂れ流しするので自由に使ってください」というものではありません。

なので、しっかり補助金を活用して、こんな展開をさせますというイメージを根拠をもとに説明しなければならないのです。

ただ、どうしても採択されたいという気持ちが強く出てしまって、申請書類の中でいわゆる“盛る”ということをやってしまう…。

そうなると、不採択になる確率は上がります。

現実的な数字を割り出し、現実的な展望を見せ、ウソを書かずに申請しましょう。

軍師ホジョン
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仮にウソを書いて採択されたとしても後々トラブルになるので覚えておこう!

補助対象外

IT導入補助金には、申請の対象となる中小企業・小規模事業者等があり、各定義があります。

対象となる業種は下記になります。

引用:IT導入補助金2024

業種ごとに各定義が定められているので、一度IT導入支援事業事務局の公募要件をご覧ください。

>>IT導入支援事業事務局の公募要件

公募要件に当てはまらない場合は、補助金の対象外ということになります。

政府側の急展開

IT導入補助金なので、導入するITツールが必要です。

そのITツールは、IT導入支援事業者が提供し、かつIT導入補助金事務局に事前登録されたツールである必要があります。

「事前登録されたものであれば、どのITツールを使っても安心」と思いますよね?

それが実はそうでもないのです。

なぜなら以前、経済産業省からIT導入支援事業者向けにこんなお知らせがありました。

すでに登録されているITツールを見直します

IT導入支援事業者からしたら、「え?マジでそんなことするの!?」と思ったことでしょう。

このことから、すでに登録されているITツールの中に、不正や不備があるものが多かったことが推測できますが、こんなことを急に政府はやり出します。

補助金は国が管理するものなので、右向け右といったら右を向くしかありません。

これはしょうがないですが、仮にすでにAというITツールを導入し補助金を受け取っていたとしましょう。でも、経済産業省のITツールの見直しで、Aが除外になりました。

そしたら、受け取った補助金の返還をしないといけないのです。

「おっと…、コレでは話が違う…」となりますよね。

将軍ホジョー
将軍ホジョー

明確な理由を教えてくれないのでコレはかなり悔しい…

基本は補助金は返還の必要はありませんが、例外があります。

このようにけっこう理不尽なケースもあることを頭に入れておきましょう。

IT導入補助金の不採択になってしまった場合の対処の仕方

仮に、申請して不採択になってしまった場合はどうしたらいいでしょうか?

IT導入支援事業者と二人三脚

まず、今回読んでいただいた通り、一度採択になっても数ヶ月後数年後、国の都合によって「返還してください」と言われてしまうこともあるということです。

限りなくゼロに近いですが、ゼロではありません。

頭に入れておく必要があります。

では、IT導入補助金の申請で、なにが欠かせないのかといったら、IT導入支援事業者との協力です。

IT導入補助金事務局では、「申請する事業者とIT導入支援事業者は共同事業体である」という概念があります。

つまり、運命共同体です。

なぜなら、事業者は、IT導入支援事業者からITツールを購入し、IT導入支援事業者は事業者にITツールの導入、申請サポート、補助事業支援、アフターサポートを行う関係性だからです。

申請する事業者はIT導入支援事業者(申請代行業者)なくして、補助金を受けることができません。

まさに、運命共同体なので、ご自身のやりたいことを全力で支援してくれるIT導入支援事業者がベストパートナーでしょう。

「IT導入支援事業者なんてただ申請のサポートとITツールを導入してくれればどこでもいいよ」と思われがちですが、そうではありません。

どうせなら、相性の良いIT導入支援事業者と申請を行いましょう。

IT導入補助金で不採択になった場合、再度申請できる?

同年度内であれば、何度でも再申請が可能となっています。

なので、一度不採択になったからといって、諦める必要はありません。

ビジネスではトライ&エラーを繰り返すように、補助金の申請もトライ&エラーです。

また、IT導入支援事業者とミーティングを重ねながら申請にトライしましょう。

将軍ホジョー
将軍ホジョー

不採択になったらたしかに凹むが、何度だってやり直せばいい!

IT導入補助金で不採択にならないために

最後にIT導入補助金で不採択にならないための心構えをお伝えします。

IT導入補助金を理解すること

まず、あなた自身がIT導入補助金を理解することから始まります。

ココはIT導入支援事業者に丸投げではなく、時間を作って勉強することをオススメします。

たしかに、補助金関係は難しいです。政府の作る補助金案内のページはとにかく漢字が多く、聞きなれない単語も多く、読んでもなかなか頭に入ってきません。

軍師ホジョン
軍師ホジョン

正直、読んでいて眠くなる…

でも、IT導入補助金は活用するだけの価値があります。

本来かかるであろう何百万円というコストが削減でき、さらには新しいITツールを導入することができます。

とても魅力があるものなので、諦めないで理解できるように努めましょう。

手間や時間がかかることを覚悟しておくこと

補助金の申請はカンタンではありません。

理解しないといけないことも、必要書類も申請時の入力もやらなければいけないことが山ほどあります。

予め覚悟しておきましょう。

将軍ホジョー
将軍ホジョー

ラクして得したい気持ちは分かるが、自分だけラクすることはできないということ!

IT導入支援事業者と強力なタッグを組むこと

これはけっこう重要なポイントです。

「ITツールを導入して補助金が降りればIT導入支援事業者なんてどこでもいい」という考えは、そもそもIT導入補助金の本来の目的からズレてしまっています。

「IT導入支援事業者側も依頼があればどこでもいいです」というスタンスではありません。

IT導入補助金の申請は二人三脚で進めていくものなので、安易な考えを持つのは危険!

未来を見据えながら、自分または自社の目的を達成するために伴走してくれるIT導入支援事業者を見つけましょう。

オススメのITツール、IT導入支援事業者コチラ!

ICHIGO ICHIE

引用:https://kokorodesign.net/service/ichigo-ichie/

営業支援システム「ICHIGO ICHIE」は、営業活動を最適化し、 お客様との『一期一会(出会い)』の可能性を最大化するシステムです。

【システムの主な機能】
顧客データ収集機能
専用のフォームを発行し、WEBサイトへ埋め込み。 資料請求や問い合わせなどから見込み顧客の情報を獲得し、収集いたします。

・顧客管理
収集した見込み顧客をデータベースに登録し、リスト化して管理することができます。また、顧客へのアプローチ状況や商談状況などのステータスをリスト(一覧)で確認するこができ、個別に詳細な内容を登録することが可能です。

・受発注機能
管理画面の顧客ページより、受発注の管理が可能です。「契約→受注→決済→完了」までの一連のフローをシステム内で完結することができます。

・見積書、請求書発行機能(インボイス対応)
商談後の御見積発行機能、契約後の請求書発行など それぞれのシーンで必要な書類をシステム上から発行することが可能です。インボイス制度への対応もしております。

・決済機能
契約後、専用の決済ページを発行し、顧客にオンライン決済をしていただくことが可能です。
【対応決済】クレジット決済・銀行振込

引用:IT導入補助金2024 ITツール詳細
ITツール名ICHIGO ICHIE
IT導入支援事業者こころデザイン合同会社
IT導入補助金申請枠インボイス枠(インボイス対応類型)
価格1,920,000円
ジャンル顧客対応・販売支援
決済・債権債務・資金回収
対象業種農業・林業・漁業向け
情報サービス業向け
小売業向け
物品賃貸業向け
飲食業向け
医療業向け
介護業向け
生活関連サービス業向け
専門・技術サービス業向け
保険・金融業向け
運輸業向け
建設・土木業向け
製造業向け
卸売業向け
不動産業向け
宿泊業向け
教育・学習支援業向け
保育業向け
その他サービス業向け
上記のいずれにも分類されない業種向け

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「補助金グダムを見た」と言っていただければスムーズです

まとめ

さて、IT導入補助金の不採択事例について解説しましたが、「申請すればお金がもらえる!しかも返さなくていい!」というポジティブな面だけを見がちですが、うまくいかないことももちろんあります。

あなたが今後申請するに当たって、思った通りにはいかないこともたくさん出てくるでしょう。

時間かけてがんばって申請したのに不採択になってしまうこともあるかもしれません。

でも、諦めないでやり遂げることは今後のビジネスにおいても大事なことではないでしょうか?

IT導入支援事業者から傾向と対策を確認したうえで、なるべく効率よく進めていきましょう。